銀行.保証協会交渉術・山田高ノ介です。
今月どう考えても銀行へ返済できそうもありません。どうしたら良いでしょうか?もう私の会社は破綻、破産してしまいますか?
リスケ(リスケジュール)は正当な交渉だ!
このような切羽つまった相談を受けることがあります。
しかし、話をよく聞いてみると銀行融資の返済減額交渉、つまりリスケ(リスケジュール)を一度もしたことがないケースが多いです。
やはり銀行に「返済が厳しい会社」と認識されるのが怖いのでしょうね。
しかし、その躊躇が会社の危機を加速させるかもしれないのをアナタはわかっていますか?
必要なのは、ほんの少しの勇気だけです。
大丈夫!みんな一度は通る道ですから(苦笑)
「元金の返済を一時的に止めるなんてどういうつもりだ。このままではアナタの会社の融資は不良債権になりますよ。」
銀行によってはそうやってプレッシャーをかけてくる銀行があるかもしれません。
しかし、まったく動揺する必要はありません。
実は銀行側が元金を棚上げするのは簡単なことなんです。
「不良債権」とは基本的に利息を払えない場合であって、利息をちゃんと払っていれば正常債権です。
ですから、リスケ(リスケジュール)は正当な交渉ですので、卑屈にならず堂々と銀行と交渉しましょう。
保証協会のリスケ(リスケジュール)の方法とは?
中小企業や個人事業主が銀行から融資を受ける場合、保証協会つき融資である場合が多い。
プロパー融資だけという企業は少ないはず。
あなたもそうではないですか?
リスケを銀行に申し出た場合、たまに、銀行が「この融資は保証協会つきなので変更はできない。」と言われた経験を持つ社長さんがいます。
保証協会がOKをだしてくれないと・・・・・
でもこれは、ほとんど銀行のいやがらせです。
当然できます。
もし、しつこくそう言われたら、「直接保証協会に交渉します」と伝えてみてください。
たぶん慌てて交渉のテーブルにのるのではないでしょうか。
だいたい保証協会はあなたがもしもし銀行融資の返済できなくなって、その融資が焦げ付いたら、あなたの会社の代わりに銀行へ債務残高を支払わなければいけない(代位弁済)ので、基本あなたの会社に倒産・破産などしてもらいたくないのです。
あなたがちゃんと準備して交渉すれば、一時的なリスケ(リスケジュール)を受け入れるはずです。